今日はTVドラマ化が決定して盛り上がっている
「乙男(オトメン)」のレビュー記事を書きたいと思います。
こちらがコミックスの表紙。
「日本男児オトメ化中!!」
……らしいです。
いきなりぶっ飛んでますねー(笑
あ、いえ、心配なさらずとも
中身はもっとぶっ飛んでます。
この帯ですが、裏表紙側に辞書的な形で乙男の解説が載っています。
おと-めん ヲトメン【乙男】
①乙女的趣味、考えを持つ若い男性。
②料理、裁縫など家事全般に才を発揮する若い男性。
③乙女らしい一方、男らしさも兼ね備えた若い男性。
― - ごころ【乙男心】オトメンの繊細な心。「―を傷つける」「いたいけな―」
現在7巻まで発売中ですが、
ここでは登場人物紹介をメインにダイジェストでお送りします。
ネタバレを含みますので嫌な人はスルー推奨で。
主人公は「正宗飛鳥」。
剣道全国一、柔道初段空手二段、
強くてクールで男らしい
「男の中の男」で有名な高校生です。
しかし、そんな彼も恋をしてしまい、
本性が隠せなくなってきます。
その本性とは、
”何故恋をすると
少女漫画が読みたくなるのだろう……”
彼は
料理裁縫、ふわふわきらきらカワイイものが大好き
コーヒーよりキャラメルマキアート
ブルーよりピンク
ヘビとカエルと暗闇と怖い話が大っキライで
恋愛小説と少女マンガに感動する
とんでもなく乙女思考なあすかちゃん
だったのです!!!(どーん
↑裁縫 料理→
その飛鳥が恋した相手が、
「都塚りょう」です。
幼い頃に母を亡くし、父親と二人で
生活してきたため、可愛い顔して
すさまじく男らしい女の子です。
”飛鳥さんは…すごく可愛いです
あなたを見てると…
私――守ってあげたくなるんです
そしてそんな二人を見守るのが、
天然タラシの「橘充太」。
飛鳥の本性を知る数少ない人間です。
飛鳥の恋を応援し、あらゆる手を尽くして
二人をくっつけようと奔走するのですが……
彼の場合、その目的は自分のためなのです。
と、いうのも……
幸花ジュエル「らぶちっく」
作中で何度か登場する少女マンガ
(飛鳥も愛読している)なのですが、
その作者がコイツなんです。
主人公「あすか」の
モデルとして飛鳥を
使っているため、
彼の恋がうまくいかないと
「らぶちっく」のストーリーが進まないんですね。
というわけで少女漫画家の男子高校生。
彼もまた、人に言えない少女趣味の
秘密を持つ人間だったのでした。
2巻以降は、新キャラが続々登場し
様々な形での乙男がお目見えします。
どいつもこいつもキャラ濃すぎなんですけどね。
まず、この子は「有明大和」。
1年生で、飛鳥たちの後輩です。
背が低く、女の子みたいな顔を
しているため人一倍「男らしさ」に
憧れている男の子です。
世間には「男の中の男」で通っている
飛鳥に弟子入りを頼みにくるのですが、
彼の期待に応えるために「乙男」の自分を出すことができず
苦悩する飛鳥が主な見どころでしょうか。
あとこの子、相当痛い妄想癖持ちです。
続いてこちらは「多武峰一」。
とうのみね-はじめ、と読みます。
飛鳥を強烈にライバル視する
他校の剣道部主将、
全国2位の実力を持つ男です。
なお、ツンデレで俺様キャラという
強烈な個性を持っております。
例えるならベジータでしょうか。
「俺がお前を倒すまで誰にも倒されるなよ」とか平気で言っちゃう感じ。
しかし彼は”剣の道に生きるために、愛するものを犠牲にしてきた”と言う。
彼は何を捨てたのか―――?
そう、彼はメイクが大好きだったのです(えー
”来い女。貴様、良い肌質をしているな―――ノリが良さそうだ
俺の手で…蝶にしてやる”
たまたま遭遇したビフォーアフターイベントで、
アクシデントから明らかになった特技、と本性。
ついでに飛鳥の裁縫技術も合わさって……
→
こんな次第に仕上がりました(どーん
これがウケて、否応なしに二人は雑誌やらTVに
(覆面付きで)露出する羽目になってしまうのでした。
まだまだいます、
こちらは「黒川樹虎」。
長身でミステリアスな男です。
で、まぁやっぱりというか当然というか
彼にも本性があるわけで。
女性に振られてしまった、
その理由を聞かれ……
”愛しすぎたんです 花を…”
花屋の息子で、花を愛して育ってきた。
「私と花とどっちが大切なのよ!」
という問いに、答えることができなかった。
だから自分が花を愛することは罪なのだと。
しかし「花に罪はないだろう?」という飛鳥の言葉に胸を打たれ……
……もういいか、なんか書きながら疲れてきた(えー
とまぁこんな感じで、かなり濃いキャラクターに溢れた
ギャグ路線の少女マンガです。
ドラマが始まる前に、一度読んでみてはいかがでしょうか。
基本的にギャグ路線なので胸キュンとかはあまりないです。
ベッタベタな展開に笑う方が多いですね。
多武峰くんが大好きです。
彼が出てくるだけでにやけてくるから困る。
まぁこうして振り返ってみるとアレですね、
ドラマにするのには格好の素材ですよね。
イケメン俳優たくさん出せるし、今流行り(?)の草食系男子だし。
正直「マンガ原作でイケメンたくさん出して……」
っていう露骨なTV局の戦略は嫌いですが、
あと草食系っていう訳のわからん単語も嫌いですが、
まぁこのマンガ色々共感ポイント多くて好きなので
「乙男」という作品が広まることは嬉しいですね。
ドラマは……原作レイプにはならないことを願っておきます。
(花ざかりはひどかった、とだけ言っておく
一度やってみたかった画像つきマンガレビュー。
かなり大雑把でしたが、いかがだったでしょうか?
写真が下手なのは仕様なのでスミマセン。
やってみたらかなり面倒だということが分かりました。
マンガレビューサイトさんはすごいな。
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