何を今更とお思いでしょうが、今更の紹介です。
これまでにも何度か日記で書いてましたけどねー。
このたびめでたく完結しました。
全二十二巻+剣心皆伝。
その歩みを振り返ってやろうという企画です。
弱っちい剣道少年が、中学時代に出会った聖書(バイブル)。
天翔龍閃も牙突も、真似して遊んだ子供です。
だから発売が決まったとき、諸手を挙げて喜んだものです。
思い出のマンガにもかかわらず、持っていなかったのは、
完全版を待ち望んでいたから。
このときを待っていたから。
待ってよかった。
そして、完全版を彩る表紙。
正直コレだけのために買うんでも惜しくない(えー
ここでは全二十二巻の中でも特に好きな絵を挙げていきます。
衝撃を受けた第二巻。
まさか黒笠とは……
一巻の剣心と対比させることで、
「るろうにと人斬り」という
作品のテーマを表現した始まりでした。
この「対比」が、毎月二冊刊行で生きてきます。
そして第六巻、待望の斎藤一。
悪・即・斬。
一番好きなキャラクターでした。
中学時代は道着を毎日洗うわけですが、
干したそれに向かって木刀で牙突っ!
練習したものです。
今となっては恥ずかしい思い出。
第十四巻、悪のカリスマ志々雄様。
呼ぶときに「様」がデフォルトでついてしまう。
こんな人そうそういませんよ。
ペーパークラフトはこれを見て作りました。
「真実」と書いて「まこと」。
その名前にも憧れます。
第十五巻「人斬り抜刀斎」。
巴とセットで、追憶編を収録しています。
全二十二巻で最もお気に入りの表紙です。
凍てつく眼光、光る剣先。
とんでもない芸術作品です。
額に入れて飾りたい勢いです。
……ん?なんかここまで悪役ばかりだ(笑)
第二十巻、明神弥彦。
「最終巻は元服弥彦でガチ」との予測を
見事に裏切ってくれました。
燕ちゃんとのセットで登場です。
典型的な少年ヒーローで、
この年になって改めて読むと
彼の生き様、かっこいいんですよね。
そして待望の最終巻。
発売前になかなか画像が公開されず、
公式HPの焦らしにやきもきしてました。
まさかの剣心組勢ぞろい。
ここでも、独り佇む二十一巻の縁との対比。
最後の最後まで、
「二冊ずつ刊行」のメリットを生かしてくれました。
惜しむらくは、恵さんがいないことでしょうか。
二十二巻で完結、と思いきや。
最後にこんな隠し玉がありましたあくどいぞ集英社。
「剣心皆伝」表紙はまさかの歴代剣心。
「緋村剣心」の筆文字が光ります。
そして完全版の面白さのひとつに、
カバーをはずした中表紙に書かれた
「再筆」というものがあったんですが。
「皆伝」の再筆はなんと幕末編。
沖田君と龍馬がかっこよすぎでした。
買ってよかった(笑)
「皆伝」で知ったのですが、この表紙絵全て筆で書かれていたんですね。
だからこんなに味があったのかと、妙に納得。
改めて見ても感動的な表紙絵コレクション。
ここでは見せられませんが、全巻揃えると背表紙が逆刃刀。
完全版完結に、改めて和月先生に喝采を送りたいと思います。
PR